【3Dスキャナー】Revopoint POP2 vs Creality CR-Scan Lizard 比較レビュー

3Dスキャナー
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一昔前、3Dスキャナと言えば、プロ用の機種で数百万円は当たり前、という世界でした。
それが今では10万円前後の機種が登場し、個人でも入手できる時代になっています。

安かろう悪かろうなのでは??

フロー
フロー

使ってみたらお値段以上の実力でした!

POP 2 vs CR-Scan Lizard

Revopointレボポイント POP 2ポップツー単体だけでは実力がわかりにくいため、CrealityクリアリティCR-Scanシーアールスキャン Lizardリザードと比較します。
CR-Scan Lizardもコンセプトや価格帯が近いため、3Dスキャナーを検討するのであれば、必ず候補に上がる機種です。
ただ、Makuakeでの販売は終了しているため、Amazonや、メルカリ等でしか入手できません。(2022/09現在)

比較表

スペックを比較します。

製品名Revopoint POP 2CR-Scan Lizard
メーカー   RevopointCreality
外観
精度0.05mm0.05mm
スキャン
最大スピード 
10fps10fps
シングルキャプチャ範囲210mm × 130mm200mm × 100mm
スキャン距離150mm ~ 400mm150mm ~ 400mm
最小スキャン量20mm × 20mm × 20mm15mm × 15mm × 15mm
出力形式PLY, OBJ, STLPLY, OBJ, STL
カラースキャン対応グレードにより対応
本体重量195g370g
本体サイズ155mm × 38mm × 26mm155mm × 84mm × 46mm
スマートフォン接続対応(iOS、Android)非対応
Wi-Fi対応非対応
Amazon Amazon Amazon
公式サイト公式サイトで価格を確認する
なし

基本性能を表す精度とスキャン最大スピードは同じですが、サイズや付加機能に差があります

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POP 2 は小型・軽量・スマホ連携可能

幅は一緒だがPOP 2は高さ・奥行き・重さが半分程度

POP 2はCR-Scanに比べて小型・軽量です。

幅は一緒なため、そこまで変わるか?と思われるかもしれません。しかし、狭い机に置く場合や、持ちながらのスキャンで確実に優位に働きます。

Revopoint公式より

POP 2はスマホと接続してスキャン可能な点も、非常に魅力的です。

机上に置けない大きさのものや、動かすことができないもののスキャニングで威力を発揮します。
自動車や、住宅設備などにはもってこいです。

一方、CR-Scan Lizardは必ずPCに繋ぐ必要があります

CR-Scan Lizardはスマホ連携不可

持ち運んでで使用する場合は、別途ノートPCを用意する必要があるため、注意が必要です。

CR-Scanは価格の安さが魅力

CR-Scanは購入場所にもよりますが、POP 2よりも2~3割程度安く入手可能です。
持ち運びを想定されない場合は、CR-Scanも有力な候補であることは間違いありません。

Revopoint POP 2 実機レビュー

POP 2を実際に使用して、実力を確かめました。

結果、目的を果たすことができ、非常に有用であることがわかりました。

付属品

POP 2は「スタンダードセット」と「プレミアムセット」の2グレード展開です。

個人的にはプレミアムセットが断然おすすめです。
違いを詳しくをご紹介します。

スタンダードセット

Revopoint公式より

スタンダードセットでも、スキャニングはもちろん可能です。
ただし、小さめの部品をスキャンする場合、少なくとも回転テーブルは追加購入したいところ。

プレミアムセット

Revopoint公式より

プレミアムセットは、追加購入が必要ないほどに充実しています。

スタンダード / プレミアム の違い

グレードの違いを以下にまとめました。

プレミアムセットの違い
  • ポータブル回転テーブル
  • パワーバンク(スマホ連携時モバイルバッテリー)
  • オリジナルバッグ
作りもしっかりしている

部品修理にチャレンジ

今回はこちらの水回り部品のリバースエンジニアリングにトライ。
水回りの部品なのですが、廃盤で入手できないとのことでご依頼いただきました。

複雑な形状でRも多いため、ノギスだけでの採寸は困難と判断。

スキャナのお陰で複雑形状も容易に再現

コンパクトなため机上での作業が可能

セットの回転テーブルに部品を乗せ、3Dスキャンしていきます。

白くて光沢がありましたが、問題なくスキャン完了。

壊れた部品は完全に修復

スキャンデータをCADに取り込み、参考にしながら3Dモデル化していきます。

今回は工業製品のため、CADで作り直しましたが、フィギュア等であれば不要な作業かと思います。

完璧に再現できました

今回は、形状の複雑さと強度の観点からDMM.make様にて外注。
さすがの完璧な仕上がりです。

完成した部費は依頼元へ送付し、問題なく使用できたとご連絡いただきました。

まとめ:副業するなら1台は所持したい

設計スキルを活用して副業をする場合、部品の修理や、相手と嵌合する部品の設計を請け負う場面が出てきます。

その際、3Dスキャナが大いに役立ちます。

POP 2は、価格やコンパクトさからとてもおすすめできる1台です。

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