【フィラメント乾燥機】EIBOS vs SUNLU 比較レビュー

3Dプリンター
この記事は約5分で読めます。

フィラメントは湿気に弱い……

そのような知見が、3Dプリンターユーザーに広く認知されるようになってきました。

湿気対策を怠ると、糸引きや、最悪の場合にノズル詰まりを起こす可能性があります。

今回は、吸湿してしまったフィラメントを復活させるフィラメントドライヤーを2機種を、比較しながらレビューします。

SUNLU FilaDryer S2はサンステラ様からご提供いただきました

比較機種
  • EIBOS 3D社 Easdry
  • SUNLU社 FilaDryer S2

スペック比較

こちらがスペックの比較表です。

製品名EasdryFilaDryer S2
メーカーEIBOSSUNLU
外観
本体:幅 × 奥行 × 高さ 225 × 103 × 225mm274 × 118 × 265mm
重さ1kg1.2kg
スプールサイズ   220mm × 72mm210mm × 85mm
温度設定範囲40~6535~70
温度調節無段階(アナログ)1刻み(デジタル)
タイマー機能
(最長99時間)
湿度表示
温度表示
購入先Amazonサンステラ公式で価格を確認
SUNLUは価格が高い分高機能

SUNLU FilaDryer S2はサンステラ公式サイトにて購入可能です。

ホワイトカラーも選択可能。

※Amazonは公式販売は見つからず(2022.9現在)

EIBOSの特徴 シンプルで低価格

EIBOS Easdryの特徴はシンプルな点に尽きます。

操作系は「電源」と「温度調節のツマミ」のみ、表示は湿度計だけです。

その分、扱いやすく、価格も抑えられています。

  • 低価格
  • シンプルな操作系
  • ファンにより湿気が籠もらない

一方、あともう少し、という点もあります。

ファンの音がする

空気循環のため、小型のファンが付いています。
特別うるさくはないですが、一緒の部屋で寝る場合は気になる方もいると思います。
昼間に使うか、扉を一枚挟めば気になりません。

温度計が無い

温度設定は回転式のツマミを回して行うのと、湿度計しか付いていないため、正確な温度が分かりません。

このあたり、気になる方は、別途温度計を購入することになります。

個人的には、ざっくりの温度でも、特に困ったことはありません。

タイマー機能がない

タイマー機能は無いと不便です。
こちらは別途タイマーコンセントを買うことで解決します。
私はパナソニックのWH3111WPと組合せて使用中です。

SUNLUの特徴 高機能で静か

中はシンプルな構造。
白い部分がヒーターで、フィラメント円周に沿って配置されており、均一に温めることができます。

底面のローラーはベアリングが4個使用されておりフィラメントがスムーズに回転する

SUNLUのFilaDryer S2は高級機種というだけあり、高機能です。

  • 1℃刻みで温度設定が可能
  • タイマー機能付き(最長99時間
  • 設定状態がわかりやすい
  • 温度と時間のプリセットあり(PLA、ABS、TPU、PTGE……)
  • ファンレスで静か(無音)
  • ベアリング付きでスムーズな送り出しが可能
SUNLUの液晶パネルは非常に見やすい

ネックは価格だけです。
機能的にはこれといった欠点はありません。

フィラメントドライヤーは一度買ってしまえば、長く使うことができます。
思い切って良いモノを買ってしまうのもありかと思います。

もちろん3Dプリンター使用中に併用が可能

3Dプリント中に使用した場合は、プレヒート効果があるそうです。

フィラメント乾燥で糸引きが改善

フィラメント乾燥が実際に効果があるものかを実験しました。

結果、効果は覿面てきめんです。

後処理の手間を考えると、しっかり乾燥させて使いたいですね。

結論:予算に余裕があればSUNLU

予算に余裕があれば、やはりおすすめは高機能なSUNLUになります。

商品改良も入ったようなので、改良版を確実に入手したい場合は、サンステラからの購入がオススメ。

EIBOSでも乾燥自体は問題なくできます。

多少機能を削っても費用を抑えたい方にはオススメです。

↓少し高いがAmazon発送のものもある

フィラメントドライヤーは乾燥剤の復活にも使えるので、1台は持っておくことをおすすめします。

3DプリンターやCADに関する最新の情報はTwitterで発信しています。
ご興味ある方はフォローいただけると嬉しいです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました